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カリッと、香ばしく、軽やかに米粉で作るおうちごはん5選

掲載日:2026年01月05日

おうちごはんを小麦粉から米粉に置き換えて作ってみませんか? 郷土料理の知恵を現代に落とし込んだなじみやすい家庭料理を提案する、料理研究家のminokamoさんに、米粉で作るおうちごはんのレシピを5つ教えていただきました。

1. カリッと食感がアップ!「じゃがいもと青のりのガレット」

おやつやおつまみにぴったり! つなぎを米粉にすることで、小麦粉よりもカリッと仕上がります。青のりの代わりに、タイムなどのハーブを入れて風味を変えるのもおすすめ。 塩を少しかけ、じゃがいもをくったりさせることで、焼くときにまとまりやすくなります。裏返すのが苦手な人は、小さなサイズで焼くのがおすすめです。

【材料(2人分)】

じゃがいも(大) 1個(約200g)
塩 小さじ1/3
米粉 大さじ2
青のり 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1と小さじ2

【作り方】

  1. じゃがいもはよく洗い、皮がついたままスライサーでスライスし、千切りにしてボウルに入れ、塩を入れて混ぜる。5分ほど置き、米粉と青のりを加えて混ぜる。
  2. フライパンにオリーブオイル(大さじ1)をひいて加熱し、1を2~3等分にして丸く広げる(3等分なら直径10cn程)。弱めの中火で2分ほど焼いたら裏返し、オリーブオイル(小さじ2)を加え、フライパンをゆらしながら油を伸ばし、2分ほど焼く。お好みで、仕上げに青のりと塩少々(分量外)をかける。

2. 味噌のコクとまろやかさが際立つ「えびの味噌グラタン」

小麦粉ではなく、米粉を牛乳で溶いて作ったホワイトソースは、ダマになりにくく、簡単になめらかに仕上がります。さらにボリュームを出したい時は、蒸したレンコンや里芋を加えたり、ごはんやマカロニにかけて焼いても、満足感アップ!

【材料】

小えび 150g
玉ねぎ 1/2個(100g)

A ★混ぜておく
味噌 大さじ2(赤味噌以外)
水 大さじ2
――――――――――――――
牛乳 300cc
米粉 大さじ1
植物油 大さじ1と1/2
チーズ 30gと30g
胡椒 適量
※植物油=米油、オリーブ油、白ごま油

【作り方】

  1. 玉ねぎは薄切りにする。オーブンは250度に余熱する。
  2. フライパンに油と玉ねぎを入れて中火で炒め、火が通ったら、えびをさっと炒め(火は通りきらなくてもよい)、Aと牛乳と米粉を加えて混ぜる。
  3. えびに火を通して牛乳にとろみがついてきたら、チーズ(30g)を入れて混ぜ、耐熱容器に入れ、残りのチーズ(30g)をかける。
  4. 余熱したオーブンに入れ、10分ほど焼いたら出来上がり。

3. 香ばしい匂いが食欲をそそる「豚とニラの米粉チヂミ」

カリッと香ばしく仕上がるのは、米粉のおかげ。生地は薄めに広げ、仕上げにごま油で焼くのがカリッとさせるコツです。生地に鰹節を加えると、さらに旨みがアップ!

【材料(2枚分)】

(具)
ニラ 1束
豚バラ(スライス) 100g
米粉 100g
卵 1個
水 50cc(卵と水を合わせて約100cc)
醤油 小さじ2
削り節 2g(なくても可)

(タレ)★混ぜておく
醤油 大さじ2
酢 大さじ1
ごま油 小さじ2と小さじ2
きび砂糖 小さじ1
炒り白ごま 小さじ1
一味 お好みで適量

【作り方】

  1. ニラは長さ3cmにカットする。豚バラは長さ5cmにカットして、フライパンに入れて炒め、醤油を加え混ぜる。
  2. ボウルに、米粉、水、卵を入れて混ぜ、1の炒めた豚バラと、ニラ、削り節を加えて混ぜる。
  3. フライパンにごま油(小さじ2)を入れて温め、2の生地の半量を入れ、直径20cmほどに丸く伸ばす。弱めの中火で2分ほど焼いて裏返し、さらに2分ほど焼いたら、フライパンの鍋肌に、ごま油(小さじ2)を入れ、強火で両面を香ばしく焼いて仕上げる。

4. 素朴な味がほっとする定番の「すいとん(ひっつみ)」

すいとんとは、小麦粉の生地を食べやすい大きさにちぎり、野菜などの具材と一緒に煮込んだ郷土料理。実は、米粉に置き換えても簡単に作ることができます。旬の食材と一緒にぜひ、普段の食事に取り入れてみてください。米粉生地は冷めるとちぎりづらくなるので、温かいうちにちぎるのがコツです。

【材料(2人分)】

(すいとん生地)
米粉 80g
片栗粉 20g
お湯 60cc

(汁)
鶏もも肉 1/2枚
ごぼう 約1/2本(約100g)
人参 1/3本(約100g)
舞茸 1パック(100g)
長ねぎ 1/2本
にぼし 4尾
みりん 大さじ3
醤油 大さじ3
水 (600cc+400cc)

【作り方】

  1. 鶏もも肉は3cm角程にカット。ごぼうは皮を削ぎ、ささがきにして水にさらす。人参は皮をむいていちょう切りに、にぼしは頭と内臓を取り除く。長ねぎは、斜めに切りに。
  2. ボウルに米粉と片栗粉を入れて混ぜておく。
  3. 鍋に水(600 cc)と、鶏もも肉、ごぼう、人参、にぼしを入れて、中火で煮る。沸騰したらアクを除き、残りの水(400cc)と醤油、みりんを入れて蓋をし、沸騰したら弱めの中火で10分ほど具に火が通るまで煮る。

(生地を作る)

  1. 2のボウルに、お湯を入れて箸でざっくり混ぜたら、手で全体を混ぜて練る。3の鍋に、ちぎっていれ、舞茸は手でさいて入れる。すいとんを3分ほど煮て、火が通ったら長ねぎを入れ、火を止める。

5. パスタ感覚で食べられる「トマトミートソースすいとん」

ショートパスタのように食べるすいとん。トマトミートソースがすいとんとよく絡み、食べ応えのある一品です。お好みで唐辛子を加えて大人な味にしても。

【材料(2人分)】

(すいとん生地)
米粉 80g
片栗粉 20g
お湯 60cc
(ソース)
玉ねぎ 1/2個
合い挽き肉 100g
トマト水煮缶 1/2缶
醤油 大さじ2
植物油  大さじ1と1/2
にんにく 1片
水 300cc
胡椒 適量
塩 少々
※植物油=米油、オリーブ油、白ごま油

【作り方】

(下準備)

  1. にんにくと、玉ねぎはみじん切りにする。
  2. フライパンに、にんにくと植物油を入れて加熱し、ジワジワとしてきたら玉ねぎを加え、中火で炒める。
  3. 2にひき肉を入れ混ぜ、火が通ったら醤油を加え、30秒ほど醤油と具を混ぜながら炒める。トマトの水煮を加え、沸騰したら一度火を止める。

(生地を作る)

  1. ボウルに、米粉と片栗粉を入れ混ぜる。
  2. 4のボウルにお湯60ccを入れ、箸で全体を混ぜたら手でこねてひとまとめにする。
  3. 3のフライパンに200ccの水を入れて加熱し、沸々としてきたら4の生地を手でちぎって入れる。最後にちぎった生地を入れてから3分ほど煮て、汁がひたひたになったら塩少々・胡椒をかけて火を止める(汁を多めにし、スープ仕立てにしても美味しいです)。

minokamoさんのおうちごはんレシピ、いかがでしたか?
米粉に置き換えるだけで、いつもの料理がさらにおいしくなるなんて驚きですね!
皆さんもぜひ、おうちでお試しください!

プロフィール

minokamo(長尾明子)さん
料理家・写真家。岐阜県美濃加茂市出身。全国に赴き、地域の食材や食文化を取り入れた、現代にもなじむレシピを考案している。器づかいの提案、フードスタイリング、執筆も手掛ける。現在は、東京と岐阜の2拠点で活動中。著書に、『つつむ料理 ~焼売/餃子/肉まん/おやき』『粉100、水50でつくる すいとん』(技術評論社)、『みそ味じゃないみそレシピ 「ひとさじ」で変わる新しいみその使い方』(池田書店)など。