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和風やエスニック風も! 米粉で広がる、新しいおいしさ【レストラン3選】

掲載日:2025年11月06日

米粉と言えばパンやスイーツをイメージする方が多いですが、最近では様々なお料理で「米粉」が使われるように。そこで、今回は「これも米粉!?」が体験できるレストランを取材。そのお味をレポートします!

1. 米粉もんじゃ 戦国屋(江戸川区西小岩)

鉄板の横に置かれた、黒いどんぶりに入ったもんじゃ焼きの生地。器に餅、天かす、明太などが大盛りに盛られている。
明太もちチーズもんじゃ1,188円(税込)

米粉でもんじゃ? 軽やかで香ばしい“新食感”の戦国屋

初めにご紹介するのは、国内でも珍しい、米粉を使ったもんじゃとお好み焼きを提供する「米粉もんじゃ 戦国屋」。
山形県産の米粉「はえぬき」をベースにした生地は、独特の甘みのある風味が特徴。初めて食べたお客さんは、まずその口当たりの軽さにびっくりされるそうです。中には「一度食べたら、もう米粉以外のもんじゃとお好み焼きは食べられない!」という人も。
特にもんじゃの「明太もちチーズ」は、大人から子どもまで幅広い層に人気のメニューです。米粉100%の生地の優しい甘さに、明太子のピリ辛のアクセントは相性ばっちり。お餅の食感にチーズの濃厚さが加わり、さらにおいしさがUP! 来店したら必ず注文したい一品です。
他にも、Wチーズ、四種のシーフード(イカ・エビ・タコ・ホタテ)、石狩風鮭みそ、豚ねぎ塩バターなど、もんじゃのメニューは全41種類の豊富なラインアップ! お好みの味をぜひ探してみてくださいね!

鉄板で焼かれたお好み焼き。ソースとマヨネーズ、青のりがかかっている。
お好み焼きの人気メニューは毘沙門天(びしゃもんてん)1,518円(税込)

米粉だからこそ実現できた、大和芋たっぷりのふわっと食感

お好み焼きの一番人気は、看板メニュー「毘沙門天(びしゃもんてん)」。お好み焼きを食べるなら外せない、豚肉やエビ、イカ、ホタテ、タコといった定番の具材を一度に楽しめます。
お好み焼きはもんじゃよりも厚みがある分、より米粉ならではの食感が分かりやすいのだとか。グルテンを含まない米粉だけでは、焼き始めてからもなかなかまとまりにくいため、大和芋や長芋などをつなぎとして使うのがポイントだそうです。
軽くて甘い、でもコクがある。米粉生まれの新しいもんじゃとお好み焼き、ぜひ両方お試しください。

米粉もんじゃ 戦国屋の店内。仕切りに囲まれた掘りごたつ式の座席と、壁に貼られたメニューやポスターがみえる。
アットホームな雰囲気が地元の人にも愛されています。

【米粉もんじゃ 戦国屋】

住所:東京都江戸川区西小岩1-27-29東京グランファースト2F ※JR「小岩駅」より徒歩1分
営業時間:日~木曜日:18:00~25:00
金・土曜日:18:00~26:00
定休日:水曜日

2. COMPHO with TERRACE 大崎シンクパーク店(品川区大崎)

白い器に盛られた国産鶏のフォー。麺のほか香草、レモン、紫玉ねぎ、鶏肉などが盛られている。
国産鶏のフォー980円(税込)~

国産米麺×和風出汁。日本人の味覚に寄り添うヘルシーフォー

続いてご紹介するのは、国産米麺を使用したフォーを提供する「COMPHO with TERRACE 大崎シンクパーク店」。
鶏ガラベースのスープを使った「国産鶏のフォー」は、野菜もふんだんに使われていて、とってもヘルシー。一口目から鶏肉のうまみが口の中いっぱいに広がります。
また、男性からの人気も高い「神戸牛のフォー」は、たっぷりの牛肉を贅沢に使ったボリューム感のある一品。本場ベトナムの「フォーボー」(牛肉スープのフォー)よりもスパイシーさを抑え、焼津産の鰹節と日高昆布の和風出汁をスープに使うことで、より日本人の好みに合わせた深い味わいになっています。牛丼のように七味をトッピングするのもおすすめ!

白い器に盛られた神戸牛のフォー。香草、紫玉ねぎ、牛肉などが盛られている。
神戸牛のフォー1,630円(税込)~

つるつるモチモチ食感がクセになる!こだわりの国産米麺

COMPHO with TERRACEで提供されているフォーの米麺には、上越地域の農家さんとの取り組みによって生まれた「亜細亜のかおり」という名前の国産米が使われています。日本で主食として食べられている品種では、粘度が高すぎてフォーの麺には合わないため、何度も品種改良や試作を重ねて2年がかりでたどり着いたのが「亜細亜のかおり」なのだそう。
ベトナムの乾麺と比べると、つるつるモチモチした食感が特徴です。国産の米麺に合わせて、明太子や昆布といった和の食材を使ったメニューも提供されています。完全グルテンフリーで、マタニティーフードの認定も受けているため、子供から高齢者まで安心して楽しむことができるのも魅力。
また、同店の米麺は店頭や通販でも購入することができ、おうちでもお店の味が楽しめます。 鶏出汁スープやチリトマトなど、5種類のテイストのフォーを販売中。こちらもぜひお試しくださいね。

COMPHO with TERRACE 大崎シンクパーク店の店内。編み込み素材のベンチソファと木製のテーブルが並び、アジアンテイストな吊り下げ照明が見える。
落ち着いた空間でゆったりと食事を楽しめます。
COMPHO with TERRACE 大崎シンクパーク店のガラス張りのテラス席。パラソルと椅子、ソファー席があり、テラスの外には多くの緑が見える。
自然光が差し込む爽やかなテラスも人気。

【COMPHO with TERRACE 大崎シンクパーク店】

住所:東京都品川区大崎2-1-1 ThinkPark 1F ※JR「大崎駅」新西口より徒歩2分
営業時間:月~金曜日:11:00~15:00、17:00~22:00
土曜日:11:00~15:00
定休日:日曜日、祝日、年末年始

3. Tempura Asakusa SAKURA(台東区雷門)

黒い茶碗と、平皿に盛られた天ぷら。海老や白身魚、レンコンなどが上品に盛り付けられている。
海鮮天丼3,800円(税込)

自慢の天ぷらをどんぶりで贅沢に。最後は出汁茶漬けでさっぱりと。

最後にご紹介するのは、米粉ベースの衣でカリッと揚げた天ぷらが自慢の「Tempura Asakusa SAKURA」。新鮮な魚介や最高級の和牛サーロイン、季節ごとに変わる旬の野菜を贅沢に使用した天ぷらを提供しています。
米粉にとうもろこし粉、玄米粉などがブレンドされた衣は、噛みしめた瞬間、そのサクサクした食感に驚かされます! この秘密は、米粉の特徴でもある吸油率の低さ。食事の最後までサクサク感が続くため、どれだけ食べても重たく感じない! というお客さんも。
天ぷらは、天丼とコース料理のメニューから、量や好みに合わせて選ぶことができます。海鮮天丼(写真上)や「和牛ぜいたく天丼」(写真下)に加え、海鮮・和牛・野菜のすべてを楽しめる「デラックスコンボ天丼」が人気。薬味で味変するもよし、こだわりの特製出汁のお茶漬けで締めるもよし。天丼の新たな魅力が発見できる、驚きの食感をご堪能ください!

和牛ぜいたく天丼の具材。和牛の薄切り肉と、天ぷら(レンコン、海苔、大葉、野菜など)が皿に盛り付けられ、隣に米飯が入った黒い茶碗が置かれている。
外国人観光客向けに考案された、和牛ぜいたく天丼 4,300円(税込)~

和食歴40年以上のベテラン料理長がメニュー開発

本格的な天ぷらの提供はもちろんのこと、お客さんとのコミュニケーションを何よりも大切にしているというSAKURA。全席カウンターの店内は、常にお客さんやスタッフの楽しい会話で溢れています。海外からのお客さんも多いため、営業中は英語を話せるスタッフが常駐。英語表記のメニューでも案内しています。
同店で提供しているメニューはすべて、40年以上和食に携わってきた経験を持つベテラン料理長が考案したものだそう。和食で多用されるカツオ出汁の代わりに、ベジタリアンの人向けに開発した特製の野菜出汁を使った天つゆや丼たれも提供されています。また、試行錯誤の末、ハラール認証も取得。「食べる人を選ばない天ぷら」の味はさまざまな人に愛されています。

Tempura Asakusa SAKURAの店内にあるカウンター席。天井には桜の造花が広がり、左手の棚には酒瓶や飾り物が置かれている。
店名にちなみ天井一面に広がる桜の下での食事は、お花見の宴会のよう。

【Tempura Asakusa SAKURA】

住所:東京都台東区雷門2丁目18-16 THE CITY浅草雷門7F ※都営地下鉄「浅草駅」A4出口正面
営業時間:12:00~20:30
定休日:なし

以上、編集部おすすめの米粉レストランのご紹介でした!
皆さんはどれがお好みですか? 今回ご紹介した以外のお店の情報もTokyo米粉知新キャンペーンサイトでチェックできるので、ぜひご覧ください!

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