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米粉パン News

米粉プチ情報★米粉ベーグルの秘密《from東京おこめ研究所》

掲載日:2024年03月04日

※本記事は、2024年3月4日に旧ブランド名「KOME’S」への取材として公開されましたが、その後のブランド名の変更(KOME’Sから東京おこめ研究所へ)、ならびに担当者、一部原材料の産地の変更に伴い、2025年12月4日に全般的に最新の情報に更新し、再構成いたしました。 

東京おこめ研究所の新納(にいろ)さんに
米粉のベーグルと小麦のベーグルの違いや美味しい食べ方を伺いました!

Q1:米粉のベーグルと、小麦のベーグルの違いを教えて下さい。

 米粉のベーグルの特徴とは?
→米粉のベーグルは一般的な小麦のベーグルよりも水分含有量が多いため、しっとり・ずっしり感が出やすいのが特徴です。

 米粉パンと小麦パンの違いって何?
→小麦パンに含まれるグルテンは、腸内で消化されにくい傾向がありますが、米粉パンはグルテンがないので、腸に負担が少なくなっています。
 また、米粉パンは腹持ちが良くなっています。

 健康に良いって聞くけど、どういうところが健康に良いの?
→米粉は低GI食品なので、食後の血糖値の上昇が低くなっています。
また、「アミノ酸スコア」については、米粉は65となっており、栄養価も高いと言えます。
東京おこめ研究所の米粉ベーグルは、アミノ酸のリジン、スレオニンを含む「大豆」も原料としているため、米粉と大豆を一緒に食べることで、「アミノ酸スコア」は、より100に近づいています。

Q2:固くなりやすいのはなぜ?

→米粉パンは炊いたお米と同じようにデリケートだからです。
お茶碗によそったごはんをそのまま放置しておくとカピカピになってしまうのと同じように、米粉パンも乾燥禁物!

 デリケートと言われる理由は?
→生米に含まれるでんぷんは、硬くて水にも溶けにくい「βでんぷん」の状態です。
お米に水と熱を加えて、ある一定の温度になると、固く結合しているでんぷんの分子の構造が変化します。
ほどけた分子の間に水が侵入し、水を含んで膨らみ、粘り気のある半透明な糊状の物質に変わります。
これを“糊化”もしく”α化(アルファ化)”と言います。
その後、炊いたお米は冷めると再度β-でんぷんに戻る性質があり、これを「再β化(老化)」と言います。
この状態になると味が劣化します。
米粉パンを常温で放置しておくと、この「再β化(老化)」が起こります。
これを防ぐために、もし当日中にお召し上がりにならない場合は、すぐに冷凍保存することをオススメします。

 固くなってしまった場合、どのように調理をすれば元の触感に戻りますか?
→万が一硬くなってしまった場合は、霧吹きなどで軽く水をかけて、温めるのが良いと思います。
例えば電子レンジの場合、500Wまたは600Wで20秒~30秒程温めると良いです。
お使いの電子レンジによって秒数は変わると思いますので、様子を見ながら加熱時間を調整してください。
また、蒸し器がある場合は、同じように軽く水をかけて、5分ほど温めるのが良いと思います。
どちらの温め方でも大丈夫ですが、蒸し器がある場合は、蒸し器をご利用いただく方がより良いです。
(ただし元の食感に完全に戻るわけではありません)

 Q3:消費期限はどのくらい?

→各店舗さんによって異なりますが、東京おこめ研究所のベーグルの消費期限は冷凍保存で90日間です。
焼きたての状態で急速冷凍にかけるので、比較的、長くおいしい状態を保つことができます。

 Q4:お薦めのアレンジ教えて!

→サーモンやチーズ、お好きな野菜を挟んでサンドウィッチに。
あんこやジャムなどを挟んでデザート風に召し上がるのもオススメです!

■今回お話を伺った東京おこめ研究所の新納さんから一言!
→パンが食べたいけど何らかの理由で我慢している方、もう我慢しなくて大丈夫です!
そして、少しでもグルテンフリー生活に興味がある方も、ぜひ東京おこめ研究所のベーグルをトライしてみてください!通常のモチモチ食感のパン好きの方にも、「これがグルテンフリーなの?!」とご好評いただいております。
メインの原材料には、米の種類として、炊いて美味しい新潟県魚沼市産のコシヒカリを用いているので、噛むたびにお米の旨味が感じられます。
低GIかつバターや卵不使用なので、毎日食べても罪悪感がなく、飽きずに続けられるのも特徴です!
東京おこめ研究所のベーグルを通して、カラダと心にちょっぴりよい習慣を取り入れませんか?

■東京おこめ研究所 最新情報

東京おこめ研究所では、公式オンラインショップを中心に、全国へ米粉ベーグルをお届けしています。
「この美味しさは食べた人でないと分からない、本当に美味しいです!」
「一口食べて美味しい‼︎と感動しました」
「小麦を持ち込まない工房で作られているから安心!」
──そんなお客様からの嬉しいお声を、たくさんいただいています。

私たちは、お客様との対話を大切にしながら、商品づくりに反映していきたいと考えています。
日々届く感想やご意見は、どれも次のヒント。
小さな声も聞き逃さず、「もっと美味しく、もっと安心して食べられるものを」と、改良を重ねています。

そして、ブランド名の通り、“おこめを研究し続ける姿勢”を忘れずに、挑戦を続けています。
ベーグルにとどまらず、今後は米粉を使ったパンやおやつ類の開発にも挑戦していく予定です。
お米のやさしさをもっと多くの人に届けられるよう、これからも試行錯誤を重ねていきます。

食べた瞬間、心がほっとするような。
そんな米粉フードを、これからもお届けしていきます。

新納さん、ありがとうございました!

■店舗について