レンジ・フライパン・オーブンで作る かんたん米粉パンレシピ4選
米粉で何か作るなら、やっぱりパン! もちもちとした食感の米粉パンを、手作りしてみたいですよね。そこで今回は、米粉のレシピ本を多数出版するなど、米粉料理の専門家として活躍されている高橋ヒロさんに、おすすめの米粉パンレシピを教えていただきました。どれも手軽に作れるものばかりなので、ぜひ気軽にトライしてみてください。
1.レンチンで!「チーズめんたいマヨ味のマグカップ米粉パン」

マグカップいっぱいにふくらんだ生地と、明太子の淡いピンク色が目にも楽しい一品。
作り方は材料を混ぜてレンジで加熱するだけ! ひと口食べると、チーズのコクとめんたいマヨのうまみがふんわり広がります。具材を変えればアレンジも自由自在。めんたいマヨやチーズの代わりに、ハムやゆで野菜などを加えても。お気に入りの味を見つけてみてください。
【材料(200〜250mlのマグカップ1個分)】
A
- 米粉 30g
- きび砂糖 15g
- ベーキングパウダー 小さじ1/2
B
- 卵 1/2個分
- 水(常温) 小さじ1
- 明太子(薄皮をはがしてほぐしたもの) 15g
- マヨネーズ 小さじ2
- プロセスチーズ(1cm程度の角切り) 15g
【作り方】
- マグカップにAを入れて、フォークでよく混ぜる。
- 1にBを加え、手早く混ぜる。
- ラップをせずに、600Wの電子レンジで1分半加熱する。竹串を刺して、生地がつかなければできあがり(生地がつく場合は、様子を見ながら追加で30秒加熱する)。
2.中はツナマヨとチーズ!「フライパンおやきパン」

米粉生地に練り込んだ枝豆が見た目のアクセントに。フライパンで焼くことで、外は香ばしく、中はもっちりとした食感に。豆腐入りなので後味は軽やかです。今回はツナマヨとチーズを生地で包みましたが、混ぜ込んでもOK。ひじきの煮物など和の具材とも相性抜群です。
【材料(4個分)】
A
- 木綿豆腐 150g
- きび砂糖 15g
- 米油 15g
- 塩 小さじ1/2
- 米粉 120g
- ベーキングパウダー 小さじ1
- 枝豆(ゆでて皮をむいたもの) 30g
※冷凍でも可。
B
- ツナ缶(油を切っておく) 1缶
- マヨネーズ 大さじ1
- ピザ用チーズ 20g
【作り方】
- ボウルにAを入れ、泡立て器でなめらかになるまで混ぜる。
- 米粉とベーキングパウダーを加えて混ぜ、さらに枝豆を入れてゴムベラで手早く混ぜる。
- 2を4等分し、Bも混ぜ合わせて4等分しておく。
- 水で濡らした手で3の生地を丸く薄く広げ、Bを包んで丸め、平らにする。
- 油(分量外)を薄くひいて中火で熱したフライパンに、4を並べる。蓋をして中弱火にして5分焼き、裏返して蓋をしてさらに5分焼く。
3.塩気とローズマリーの香りが引き立つ「米粉フォカッチャ」

オリーブ油とほどよくちらした岩塩が、もちもちとした米粉生地の甘みを引き立てます。シンプルながら奥行きのある味わいで、食事にもおやつにもぴったり。ローズマリーの代わりに、枝豆やベーコン、たまねぎ、チーズをのせれば、家族みんなで楽しめます。
【材料(15×15cm程度の耐熱の角皿1枚分)】
A
- ライスヌードル200g
- 片栗粉 20g
- 砂糖 20g
- 塩 3g
- ドライイースト 4g
- サイリウム 6g(*)
B
- ぬるま湯(35℃程度) 200g
- オリーブ油 大さじ1
- オリーブ油 大さじ1
- 岩塩(もしくは塩) 適量
- ローズマリー 適量
*サイリウムとは…
オオバコ科の植物の種皮を粉末にしたもので、水を加えるとふくらみ、もちっとした粘りが出るのが特徴です。米粉にサイリウムを加えることで、生地がまとまり、扱いやすくなります。
【作り方】
- ボウルにAを入れ、均一に混ざるように泡立て器でよく混ぜる。Bを加えて手早く混ぜ、生地が重たくなってきたらゴムベラに持ち替えてさらに混ぜる。
- クッキングシートを敷いた角皿に1を入れ、厚みが均一になるように広げる。表面に霧吹きで水(分量外)をかけ、天板にのせてオーブンに入れる。オーブンの発酵機能(35〜40℃)で10〜15分程度発酵させる。
※オーブンに発酵機能がない場合は、熱湯を入れた耐熱のボウルやコップを生地の横にのせ、オーブンの扉を閉めて1.5倍くらいにふくらむまで15〜20分程度おく 。庫内の温度が下がらないよう、お湯が冷めたら途中で入れ替えるのがポイント。 - 発酵した生地に指で軽く穴をあけ、表面にオリーブ油を塗る。仕上げに岩塩とローズマリーを適量ちらし、200℃に予熱したオーブンで焼き色がつくまで15〜20分程度焼く。
4.ケチャマヨが食欲そそる「具だくさんソーセージピザ」

香ばしく焼き上げた生地に、ソーセージのうまみとケチャップ&マヨネーズのソースのコクがしっかり絡む、ボリューム感のある一枚。コーンもトッピングすれば、お子様も大よろこび! 生地だけを焼いて野菜やハムをのせてサラダピザにするのもおすすめです。
【材料(直径24cmの円形の生地1枚分)】
A
- 米粉 100g
- 片栗粉 10g
- 砂糖 10g
- ドライイースト 2g
- 塩 1.5g
- サイリウム 4g
B
- 水(常温) 100g
- サラダ油 10g
ソース
- ケチャップ 大さじ1
- マヨネーズ 大さじ1
具材
- ピーマン(輪切り) 2個分
- マッシュルーム(薄切り) 3個分
- ソーセージ(斜め薄切り) 3本分
- コーン缶(水を切ったもの) 40g
- ※マッシュルームがない場合は、しめじやエリンギなどでもOKです。
- ピザ用チーズ 50g
【作り方】
- ボウルにAを入れ、均一に混ざるように泡立て器でよく混ぜる。Bを加えて手早く混ぜ、生地が重たくなってきたらゴムベラに持ち替えてさらに混ぜ、ひとかたまりになるように丸める。
- 広げたオーブンシートに1の生地をのせる。めん棒で直径24cm程度に丸くのばし、ふちを1cmほど内側に折りたたんで耳を作る。
- 2をオーブンシートごと天板にのせて霧吹きで水(分量外)をかけ、オーブンの発酵機能(35〜40℃)で15〜20分程度発酵させる。
※オーブンに発酵機能がない場合は、熱湯を入れた耐熱のボウルやコップを生地の横にのせ、オーブンの扉を閉めて1.5倍くらいにふくらむまで15〜20分程度おく 。庫内の温度が下がらないよう、お湯が冷めたら途中で入れ替えるのがポイント。 - 天板ごと3を取り出し、生地に混ぜ合わせたソースを広げ、具材とチーズをのせて220℃に予熱したオーブンで10分焼く。
米粉パンをうまく作るために知っておきたい、吸水率の話

米粉は、商品によって水を吸う量(吸水率)が異なります。上の写真は、本記事で使用した米粉(右)と、別の米粉(左)を、それぞれ同じ量の水で溶いたものです。粉と水をそれぞれ同じ1対1の割合で溶いたのに、状態が大きく違うのがわかります。吸水率が大きく異なる米粉を使うと、たとえレシピ通りに作っても、思ったような仕上がりにならないことがあるのはこのためです。
本記事ではパン用のミズホチカラを使用していますが、同じパン用のミズホチカラであっても、メーカーによって粉の挽き方などが異なるため、吸水率も変わってきます。右のように、粉を同量の水で溶いたとき、かたまらずにサラッとするタイプの米粉を選ぶと、作りやすくなります。
今回ご紹介した米粉パンのレシピは、米粉料理研究家として長年研究を重ね、食育や子どものアレルギーと向き合ってきた高橋ヒロさんならではの工夫が詰まったものばかり。子どもから大人まで食べやすい味わいで、米粉の魅力をしっかり引き出したレシピを日々の食卓やおやつに、ぜひ作ってみてください。

高橋ヒロさん
米粉料理研究家/フードコーディネーター。親の仕事の関係で日本各地を転々とする幼少期を過ごし、さまざまな食文化に触れる。大学卒業後、会社員として勤務する傍ら、料理を学んでフードコーディネーターとしての活動を開始。自身の子どものアレルギーをきっかけに、食育や米粉の活用に取り組み、米粉の可能性をさらに広めるべく、料理の活動に専念する。現在は、米粉に関するセミナーや講座、企業の商品開発、レシピ提供を中心に活動中。『まいにち米粉 パンと料理とお菓子』(池田書店)、『今日からはじめる米粉レシピ』(ワン・パブリッシング)、『もっと体にいい!米粉100レシピ』(主婦と生活社)など著書多数。